今年はプライベートを充実させるべく、アクティブに動けた一年だったと思う。
去年の年末から社会人バンドサークルに入り、そこでさまざまな人とコピーバンドを組んだ。結果的には今年だけで8バンドでライブをやらせてもらった。練習やその後の打ち上げ含め、学生時代に戻ったように楽しめた。純粋に、音楽をやっている時間は幸せだったんですよね。
ただ、その代償は意外と大きかった。
覚える曲数が増え、子供を寝かしつけては練習の日々。家族の時間がなかなか取れていなかったように思う。コミュニケーション不足が露呈し、ぎくしゃくした部分もあった。ギリギリキャパシティに収まる組み方をしていたつもりだったけど、「収まる」と「余裕がある」は違うんだよなあ。来年はもう少し余裕を持った組み方をしようと思う。そうすれば一曲あたりのクオリティも上がるはずだ。
仕事については、目標を達成できなかった。
詳細は避けるけど、「忙しい」を言い訳に細かい部分をおろそかにしていた。その塵が積もった結果だと思っている。いくつもの分野、手法に考えなしに手を出してしまったこと。それぞれの定量目標が曖昧だったこと。振り返ってみれば、何が成果だったのか言語化できない一年だった。少し言いすぎかもしれないけど、目標未達への責任は重く受け止めている。
今年はAIにかなり投資した。時間も、お金も。すでに生活の何割かはAIが担っていると言っても過言ではない。
来年はさらにAIが日常に入り込んでくるだろう。人の得手不得手に関係なく、隙あらばAIが取って代わる時代になると思う。便利になる一方で、ふと怖くなることがある。自分で考えなくなるんじゃないか、と。
だからこそ、AIと共存するために、自分の考え・価値観はしっかり持ち続けたい。
具体的には「問いを立てる力」と「自分の軸で判断する力」。この二つを意識して、AIをうまく活用していきたい。AIに聞く前に、まず自分の仮説を持つ。返ってきた答えを鵜呑みにせず、本当にそうか?と問い直す。そういう土台を、日々の中で少しずつ作っていこうと思う。
振り返りでも触れたけど、今年は家族とのコミュニケーション不足を痛感した。それだけじゃない。バンド活動を通じていろんな人と関わる中で、「この人と一緒にやりたい」と思われる人と、そうでない人の違いを考えることが増えた。
技術や知識があっても、一緒にいて居心地が悪い人とは長く続かない。逆に、特別なスキルがなくても「またこの人と組みたい」と思わせる人がいる。その差はなんだろう、とずっと考えていた。
来年は「好かれる人間になる」を意識してみたい。媚びるとか、八方美人になるとかじゃなくて。相手の話をちゃんと聞く、感謝を言葉にする、約束を守る。そういう当たり前のことを、当たり前にできる人でありたいんですよね。
正直、コミュニケーションは得意じゃない。でも得意じゃないからこそ、意識的に取り組む価値があると思っている。
測れないものは改善できない。毎朝体重を記録して、地道にやる。これはもう気合いとか根性の話じゃなくて、仕組みの問題だと思っている。
念願のMHRJのベースコピーをするのと、コピーバンドを結成してライブを11月にはおこないたい。バンドの数は絞って、一つひとつの完成度を上げていく。量より質の年にしたい。
書くことで考えが整理される。完璧な記事じゃなくていい、続けることに意味がある。隔月なら年6本。これくらいなら、なんとかなる…はず。
年の前半は種まきに集中する。焦って刈り取ろうとしない。その代わり、蒔いた種がいつ芽を出すか、ちゃんと追いかける。
AIとの共存を語るからこそ、それをやりやすい場所で記録していこうと思う。ジャーナル、タスク管理、AIとの壁打ちログ。全部Obsidianに集約して、自分の思考を見える化していく。「考える人でいる」ためには、考えたことを残す仕組みが必要だと思うので。
このブログは「ゆるく続ける」をコンセプトにしている。だから完璧を目指すつもりはない。
ただ、やり続けることだけは心がけたい。
一年後、またこの時期にこの記事を読み返す。そのとき「やったな」と思えるか、「また同じこと書いてるな」と思うか。それは今日からの積み重ねようと思う。
2026年、考える人でいよう。そして、好かれる人でいよう。
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